2025年4月5日 利島村1日目
4月第1週の離島移動を今年も計画しました(昨年は諸事情で前倒し)。この時期は観光客が少ない、台風が来ない、暑くも寒くもない、Eスポで収拾が付かなくなることも無いため、サテライトの移動運用には最適なシーズンなのです。
サテライトで利島村と御蔵島村を残している方が非常に多いため、レンタカーが無く一般に難易度が高い御蔵島村は誰かが行くだろうと予想し、利島村に移動することにしました。
利島村へのアクセスは高速ジェット船(1日1便、東京発)、カーフェリー(曜日限定で下田発)、大型客船(繁忙期のみ1日1便、東京発、4月初めは運休)、ヘリコプター(1日1便、大島発)があります。いわゆる外洋にあるため高速ジェット船は運休の可能性が高く、天候に左右されにくいヘリコプターが確実です。しかし、ヘリコプターは定員が少ないため満席の日があることと、大島で船との乗り継ぎが不便なこと、土日に利島村に到着する便は郵便局の閉店時刻後になるため、荷物の受け取り手段を別に確保する必要があります。
今回、HF帯の運用はあまり気合いが入っていないため、土日の1泊2日で良いだろうと考え、前日に車中泊して土曜の早朝に東京の竹芝桟橋に車で移動し、高速ジェット船を利用しました。
ところが、6日午後から天気が荒れる予報で、高速ジェット船が運休になると帰れないため、帰りは大島までヘリコプターを確保しました。これにより滞在時間がさらに短くなりました。
5日の行きの高速ジェット船は予定通り到着し、荷物も無事に郵便局で受け取りました。離島あるあるで、レンタカーのバッテリーがかなり弱っていて長時間の電源の取り出しには耐えられないと判断し、HF帯は出力を低減して運用することにしました。運用場所として考えていたウスイゴウ園地に行ってみるとスマホが圏外で、地域交流会館東500mの高台にある路肩Pで運用することにしました。北側は大島がよく見えますが、南西側は山です。
運用を開始すると、F層の臨界周波数が14MHzまで到達しないようで、昼間から7MHzが好調で14MHz UPはかなり厳しい展開でした。サテライトはRS-44のダウンリンクが弱めで14時台の低い東パスは苦戦、16時台の高仰角パスでほぼ確保しました。夕方になるとHFは7MHzと10MHzしか使えない感じで、18時台の低いRS-44西パスは港に移動して出ました。HFとサテライトに出るだけであれば、入港時間を避ければ、港で十分かと思います。
夜は再び路肩Pに移動してローバンドを運用しました、1.9MHzだけは50W出力にしましたが、無線機用バッテリーの残容量が少なくなったため144/430MHzはIC-705とPDモバイルバッテリーで10W運用にしました。サテライト用アンテナを使えば、これでも十分でした、1200MHzは東京23区方面が伊豆大島にブロックされているようで0QSOでした。
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